ほうげん

方言 意味 使用例
はしゃぐ 乾く、乾燥する
「うかれる、さわぐ」の意味にも使われるが、アクセントは同じである。
日照りで畑がは(ぱ)しゃいだ。
すんみ 全て、全部
推測であるが、総身(そうみ)からきているのかもしれない。
すんみ知らない訳でもない。
ひとって 一人で <ただヤ>よしヤ、そのお茶はひとって摘んだだか?
<よしヤ>今日はてんだいが来てくれたもんで三人だ。
<ただヤ>そうだらなー、あんましらちんよいと思ったっけ。
あた いたずら、いじわる、悪いこと こらっ!小さい子にあたをするんじゃない、お兄ちゃんでしょ。
さいたら いたずらな、いじわるな さいたら小僧。
さいたら野郎。
'04.9.22
たて 種類、系統、性質
主に野菜等農作物に対して使われる。AのカボチャとBのカボチャは同じカボチャでも、 色や形、味などが違う場合「たてが違う」という。明らかに品種が違う場合よりも 僅かな違いの場合に使うようである。
たち【質】が似た意味で辞書あるが、これは主に人の性格などに使われるから、「たて」とは少し使い方、意味が違う。 とはいうもののこれが語源であろう。
今朝隣りからもらったキュウリは、家のとはたて が違うだらやー。色が濃いやー。
てんだい 手伝い、手伝う人 <ただヤ>よしヤ、今日はお茶摘みさんが大勢でよいなー。
<よしヤ>今日は親戚のてんだいが来てくれたもんで助かるよ。
<ただヤ>お前んとこん終わったら、おらがてんだってくりょ。
なんでかんで どうしても、必ず、絶対に
なんでもかんでも
その会合は、 なんでかんで出にゃわるいずらか?
そい せい、しわざ、ため きんのう降った雨の そいで、広場が水浸しだ。
そのいとに その内に、その間に
「いとま乞い」の「いと」と語源は同じかもしれない。
電話でながっぱなししてたら、そのいとに、煮物を焦がした。
ひぞ(ど)ろしい 眩しい お日様がひぞろしくてボールがめぇーねー。(見えない)
いしゃしい 長い時間、久しい お客はいしゃしく座って行った。→お客さんは長い時間座って行った。
いしゃしいっけなー。→お久しぶりです。
しょうしい 恥かしい
子供が恥かしがって母親の後ろに 隠れたような時使う。大人に対しては使われないようである。
'01.01.28放映のNHK教育「日本のことば」は山形県であった。山形弁に 「おしょうしな=ありがとう」があって、その語源が「笑止(しょうし)」から来て おり、「笑止」は、ありがとうという意味の他に、転じて「はずかしい」という 意味もあると紹介していた。これを聞いて、有東木の「しょうしい」もこれに違 いない、と思ったのであった。はたして、どうなのだろう。
この子、しょうしいずら、かーさんの後ろに隠れた。
ぱしる 行く、行ってまう
「ぱしる」だから「走る」という意味かといえば違う。「走って行ってしまう」 の「行ってしまう」の方に重点がある。
子供の頃からつい最近まで、ただ乱暴で汚い言葉と思っていたが、 何やら由緒ある言葉であるらしい、と最近聞いた。
「とぶ」と合わせ「とんでぱしる」という使い方もする。「はしるように速く 行ってしまう」という意味である。
やっこさん、ビックリしてとんでぱしった
ぴる。ひっぴる。 ひる(放る) 屁をひっぴった。
ひらかす 水を抜く、水を空ける 風呂をひらかす。
'05.8.15
ぺる 減る、減ってしまう。 腹(はらん)ぺった。
ぺこむ 凹む。
ぱしる、ぺこむ、ぺしょる等のことばには、共通のニュアンスがある。どれもあまり好ましくない状況に使われるが、 それをあまり深刻に受け止めていたら身が持たないから、ぱしる、ぺこむ、ぺしょるなどとぶっきらぼうに言い放ち、 どうってことないよ、と気持ちだけでも楽にしようとする心理があるのではないか。少し考え過ぎかもしれないが、 これらの言葉にはそんな心理が隠れている気がする。
ボンネットがぺこんだ。
ぺしょる 折る
へし折る
小枝をぺしょる
箸がぺしょれた。
ぽかす 放す。捨てる。投げ捨てる。
上記のようにハ行の動詞の頭の音が変化したものが多い。
一定の法則があるのか?
そんなもの、ぽかせ。
ちゃーる
ちゅーる
ちょーちる
捨てる
売る
落ちる
「ちゃ、ちゅ、ちょ」と並んだ。意味があるのか、偶然か?
あんなもなぁー、もうとっくにちゃーった
あいく 歩く 近いとこかー、あいくさ、体にいいだで。
いきれる 暑い
蒸し暑い
今日はいきれる
'08.7.6
いのく
いのかす
動く
動かす
<ただヤ>「よしヤ、この車防災訓練に邪魔だで、広場のくろいのかいてくりょ」
<よしヤ>「おう、わかった、俺にいのかせーるかなぁ」
うなう 耕す、鍬で畑をほり返す
管理人もよく使う言葉なので、方言であることに気づかなかった。国語辞典にはないので、方言らしい?
ちゃばらうなう
こぐ 野菜などを畑から引き抜く。
収穫するというニュアンスよりも、引き抜くという動作に重点がある。 このため、古くなったお茶の木を植え替えるため、古木を引き抜く時も「茶の木をこぐ」という。辞書に『扱(こ)く』で類似の 言葉があるが意味が少し違う。
だいこんをこぐ
'06.10.29
おえる (植物が)はえる、発芽する
イントネーションは「落ちる」とか「建てる」と同じ。
この間むしったばっかだっけん、また草がおえてきた。
おやす ある程度まとまった仕事を終わらせる、終わりにする、片付ける、仕上げる。 一番茶をおやす。 → 一番茶を終わらせる。
おやし 打ち上げ、慰労会
まとまった仕事を「おやした」時行う慰労会、サラリーマン社会で言う「打ち上げ」に相当する。
わさび田掘りのおやしをする。
おやす 失敗する、困った事になる、
大切な物を壊してしまった時「しまった、やっちゃった!」と言うところを「やいやい、おやいた!」と言う。
<ただヤ>「煙草の火ががらいシャツに当たって、シャツに穴があいた。」
<よしヤ>「そりゃー、おやいたっけなぁー!」
こさえる
こしらえる
つくる
小さな、かわいいものを「つくる」時使う感じがする。だから家を「こさえる」とはあまり言わないのでは。
ぼたもちをこさえる
かーばる 乾いて固くなる、貼り付く
「こわばる」が語源かもしれない
糊がかーばる
'05.4.2
かたがる 傾く、かたよる
柱がかたがっている
'05.8.4
くすぐ 刺す、突き刺す 棘が手にくすがった。
杭を地面にくすぐ
'06.9.11
くむ (崖、石垣などが)崩れる
辞書に「崩れる」の文語が「くづ(崩)る」とある。また古語では「く(崩)ゆ」と言う。語源は「くゆ」にありそうだ。
地震で石垣がくんだ
'05.5.3
こづみ 沈殿した物
ざるの目をくぐって掬い取れない細かな粒
野菜などにおいて良品を選別した後に残ったものを「こづみ(クズ、残り物)」と言うこともある。
わさびの根っこは、もうこづみしかない。
'05.11.23
こづむ 沈殿する。沈殿した物を「こづみ」という。 貯水槽の底に砂がこづんでいる。
'05.11.23
さばく 破る、引き裂く
「さばく」を国語辞典で引くと「混雑を捌く」と「事件を裁く」はあるが、「破る」意味の「さばく」はない。
新聞紙がさばけた。 → 新聞紙が破れた。
しゃあかす 水に漬ける、浸す。水を染み込ませる。
「かす【淅す・浸す】」が同じ意味で辞書にあるが、有東木では「かす」とは言わず「しゃあかす」と言う。
単に漬けることよりも、その結果水分を含んでふやけたり、軟らかくなった状態にすることを言うような感じがする。
米をしゃあかす
大豆を一晩しゃあかいとく。
'05.10.29
しょずむ つまむ しょずみ食い。
'08.7.6
すえる 飲食物が腐ってすっぱくなる
辞書にもある言葉だから方言ではないだろう。しかし他所では聞かないのであげてみた。
すえた臭いを「すえっくさい」という。
飯がすえた
'05.8.21
すびる 萎む(しぼむ) 腫れがすびた
'06.8.20
たぎる
ぶったぎる
紐状のもの、棒状のもの等長いものを途中で切断すること。 凧糸がたぎれた
つくなる 乱雑に積み重なる。 洗濯物がつくなっている。
'06.8.20
けっさらう 蹴飛ばす 空き缶をけっさらう
'05.6.3
ぶっさらう ぶん殴る
物騒で、乱暴な言葉である
喧嘩して、A君はB君をぶっさらった
'05.6.3
とぶ
とびっくら
走る
かけっこ
走ることを「とぶ」という。空を飛ぶのではない。
「とびっくら」は「とび比べ」が変化したものだろうか?
小さい頃は、よくとびっくらをして遊んだっけ。
とぶ 落ちる。落下する。
走る意味の「とぶ」はアクセントが平坦ないし「ぶ」 にあるが、落ちる意味の「とぶ」はアクセントが「と」にきて尻下がりに発音する。「箸」と同じである。
A君はきんのう遊んでいる いとがらい川へとんだ。→ A君は昨日遊んでいる内に誤って川へ落ちた。
のさる 載せることができる この荷物、車にのさるかなー。
'06.1.14
はでる 破裂する。
『爆ぜる』が「果実などが熟しまたは熱せられて裂けて開く。はじける。」と辞書にある。 同じ意味に使っている。
これもP音考により、「PAでる」とも言う。
豆がはでる
'05.11.4
〜そめる
〜そめ
〜始める
〜始め
「書初め」、「馴れ初め」の「そめ」と同じであるが、もっと広く使われる。
@ 盆踊りは、まだ踊りそめずら。 → 盆踊りは、まだ踊り始めたばかりでしょう。
A 踊りそみゃー、さみしいもんだけん、そのいとに にぎやかくなるずら。 → 踊り始めは、さみしい(客が少ない)ものですが、その内に賑やかになります。
はない、はな はじめ、しはじめ
「でばなをくじく」の「はな」と語源は同じと思う。国語辞典に「はな」は「はじめ」とある。
ツバメは、はないは6羽だっけん、そのいとに5羽につんなった。
かてる 加える、入れる、含める かくれんぼにかてて
お前をかてて、五人だ。
ごんわく 腹が立つ
気に入らない、おもしろくない
「業沸く」という字を当て、西日本でも使われている、と北海道恵庭市のSさんから情報 をいただいた。
「業が沸く」とは怒りの凄さを思わせる。
あんまり言うことをきかんもんでごんわいた
さんだす (手を)差し出す
(物が)突き出る
茶の木から棒がさんだいている
じょうる 魚をさばく(料理する)
「料理する」は味付けしたり、 煮たり焼いたり全般を言うが、「じょうる」は魚や鳥など動物を物理的に解体する意味に使う。
「りょうり」と「じょうる」を見ていたら文字の上ではなにやら似ている気がしたが、語源の 共通性は無いと思われる。
魚をじょうる
そら(を)つかう 知らないふりをする。そらとぼける。
そういう人を「そら(っ)つかい」などという
「空を使う」で辞書にあるから方言ではないかもしれない。
あいつとぼけやがって、そらつかってやがる!
'06.2.21
ぞんざえる ふざける 授業中にぞんざえるな!
たらがる
たらげる
散らばる。分散する。
散らかす。
みんな、適当にたらがって草を刈ってくりょ。
みぞる 細かい骨があるために食べ難い魚等を食べ易いようにする(身だけ取って分ける) ことを言う。
みぞってもらうのは子供やお年寄りである。
適当な共通語が見当たらない。語源は「身を剃る」か?
A君、食べずらいら、どーれ、おじさんがみぞってやらー。
つみぎる つねる
「つねる」より痛い。つねるはソフトな感じがあるが、「つみぎる」 は、極端に言えば爪を立て千切るような感じを受ける。もしかしたら「摘み切る」なのかもしれない。
痛てー、つみぎられた
よじめる 経済的に節約する。 仕送りの学生はよじめて暮らさなければ。
'06.8.20
よばれる ごちそうになる、いただく
田舎では事ある毎に客人を(お酒で)もてなす習慣がある。しかし飲んでいってくださいと言われて、 待ってましたとばかりにすぐ応じるのはあつかましい人だと思われる。最初はお断りするのが礼儀である。 もてなす方もそれで引き下がってはいけない。再度勧誘を試みる。もう一度くらいお断りする。こうして 2、3回の攻防の後、よばれるのがマナーである。
それじゃーせっかくだんて、よばれるか。   →  そんなに言ってくださるのならごちそうになりましょうか。
・・・の ・・・ない(否定の意) 知ら→知らない
行か→行かない
○□△が ○□△に名前が入り、○□△の家、○□△の所(場所を表す)
○□△のもの(所有を表す)
身内や極親しい関係の人の家を指す時に使う。例えば、親が息子や娘の家を指す場合に使う。
太郎らが→太郎の家、太郎の所(この場合の「ら」は複数の意、太郎達)
おらが→おれの家、おれの所(場所)、おれのもの(所有)
あいつはどこへ行った? 花子らがへ回状(回覧板のこと) を持ってった。→花子の所へ回覧板を届に行きました。
いちら そのままにしてある状態を言う。
発音は「こちら」とか「あちら」と同じである。
@仕事中に、急に電話で呼び出され たもんで、そのいちら とんでぱしって来た。明日片付けるんで、そのままにしといてくりょ。
A飯を食ったいちら→ご飯を食べたそのまま、散らかしたままにしてある
B電話で頼んだいちらだっけ、今度行って正式に頼んでこずや。
あらすか 無い
「ある訳が無い」「あってたまるか」 という具合に「無い」より強い意味を持つ。
おらん家に、お金なんかあらすか
だだら むやみに、みだりに
「やたら」が語源と推定される
薬はだだら飲んでもよくない。
'05.10.5
しょろしょろ ゆっくり、のんびり、のろのろ しょろしょろしてると、 置いてぱしるぞ。
はい もう まだ来たばっかずら、はい行くだか。   →  まだ来たばかりなのに、もう行ってしまうのですか。
'06.1.24
ようり 「じっと」動かずにいること。
小さい子はようりしていられない。
よっぴとい 一晩中、夜通し (まい)(神楽)をよっぴとい舞った。
'05.9.21
めた 早く、急いで めた学校へ行け。
かあっさい 衣服が裏返しの状態 シャツをかあっさいに着てしまった。
がい 多い、たくさん めしが、がい過ぎて食べ切れない。
きーない 黄色の きーない
('04.10.23)
せーさい (食べ物を)思う存分、腹一杯、たくさん めしをせーさい食った。
('03.5.17)
こつい 小さい こついむすびと いかいむすび
いかい 大きい、でかい いかい魚を釣った。
おぞい 粗悪、粗末、つくりが悪い
古いというニュアンスもある
このおもちゃはおぞい
えんごう 適当な標準語を思いつかないので、近いものを羅列する。
奥歯に物が挟まったような、トゲのある、回りくどい、皮肉まじりの、ひねくった、 遠回しに相手を非難する、当てつけがましい、等そのよう言い方を「えんごうに言う」という。 または、そんな言動をする人を「えんごうな人」と言ったりする。
BはAからお金を借りているが、BはAに返そうとしない。
A:えー車に乗ってるなー、儲かってしょんないずら。
B:そんな訳ないだろ、ローンだよ。(心の声:えんごうなやろうだな)
おうけん だいたい
適当
塩加減はおうけんでよいら。
'06.12.1
おっこう 面倒くさくて気が進まない
これも辞書にある言葉であるが他所では聞かないので上げてみた。 おっくう(億劫)からきている。
これを片付けるのはおっこうだ。
'05.9.5
そうば 合成樹脂(プラスチック、ビニールなど)が経年のために弾力性が失われ硬化・劣化しボロボロ割れたり欠けたりするような状態を言う。 ビニールホースがそうばになった。
'06.1.24
ようせい 物の作りが弱い、デリケート、頑丈でないため、少しの事 ですぐ壊れてしまうような作りの事を言う
この椅子はようせいにできている。
よっつきゃない どうしようもない
物事がごちゃごちゃになって収拾がつかない状態
家には小さいのが三人もいるから足の踏み場もない。 よっつきゃないよ。
'05.10.8
おなし 同じ
意味は「同じ」と同じであるが、何故か「おなし」と言う。静岡県中西部で使われているようである。
<ただヤ>「よしヤのお袋さんはいくつになる?」
<よしヤ>「今年、84歳かな」
<ただヤ>「そーか、おらんお袋とおなしだ」
みずらい みっともない、はずかしい、格好が悪い こんなみずらい格好じゃ町に行け
有東木で「町」と言うのは、静岡市の中心部(概ね静岡駅から半径2km程度範囲)のことを言う。
ずだい びしょ濡れになったり、泥まみれになって日頃の格好の良さが台無しの状態。 あるいは、病気や怪我で弱り日頃の生彩を失った状態を言う。ただし、やや茶化した意味を含むため、本当に深刻な病気 や怪我の人に対しては使ってはいけないような感じがする。 <ただヤ>よしヤ、わざわざ見舞いすまんなー?
<よしヤ>ずだいだなー。包帯ぐるぐる巻きで、まるでミイラだ!
<ただヤ>こんくらいで済んでよいっけ。
しょんばい しょっぱい、塩辛い この塩鮭はしょんば過ぎる。
がらい 誤って、思いがけずに がらい人にぶつかった。
はだって わざと、故意に
「がらい」の反対の意味である。
はだって人にぶつかった。
しゃっこい 冷たい 水がしゃっこい
'05.10.28
ぬくとい 暖かい
今日はぬくとい
みるい 柔らかい、新鮮、若い
お茶に対してよく使われ、特に柔らかい新芽を「みるめ(みる芽)」と言って、 茶業界の専門用語として全国に通用するらしい。野菜全般や若くて柔らかい という意味で「小さな子供」を「みるい」と言ったりする。
このキャベツは未だみるいけど、食ってくりょ。
かんだるい 疲れてだるい状態。動くのが億劫。単に『だるい』より重症? ぼたい荷を背負ったもんで かんだるくなった。
'04.9.27
ごせっぽい 落着く、清々する 道端で休むのはジロジロ見られるからごせっぽくない。
やぶせったい うっとうしい、うるさい 髪がのびてやぶせったい
'05.11.23
せばい 狭い 道がせばい
ぼたい 重い、重たい 荷物がぼたい
まめったい
まめたい
よく働く、健康である
一般には良い意味で使われるがまめな男(女性に対して)などという場合には、 皮肉、冷やかしの意味に使われるようである。
毎日朝早くから畑仕事をしている、まめったい人だ。
おおきに ありがとう
この言葉も、お年寄りしか使わなくなった。最近管理人に対して 「おおきに」と言ってくださった方がいたので追加した。('02.11.9)
「おおきに」と言えば関西が本家である。 この一つをもって、大阪の役説の根拠とはならないが、「ごんわく」も西日本とすれば、まんざらでもない。
おおきに
やんばいです こんにちは
いい天気ですね
陽気の良い時に使われる挨拶
昭和30年代前半生まれの管理人は、「やんばいです」を自分が言うことはないが、聞くには違和感なく 理解できる。ということは、やがて消えていくことになるのかもしれない。
下記の「おしまい」も同じである。
やんばいです
おしまい こんばんは
お疲れ様、ご苦労様、今日も一日無事に終わってよかったですね、というニュアンスも含まれている気がする。
「しまい(仕舞)」には「終わり」とか「やめること」という意味がある。したがって「おしまいですか?」を直訳すると 「今日のお仕事は終わりですか?」という意味になる。転じて仕事が終わる夕刻の挨拶言葉になり、さらに広く「こんばんは」 の意味になっていったのではないかと思う。
おしまい
おしまいですか
さが 坂、傾斜している土地 有東木はさがばっかり。
くろ 隅、端 庭のくろに草が生えている。
こば 角、端
さて「くろ」と「こば」の違いは何か?「くろ」は畑や部屋などある程度の広さ、面積をもつ物 の隅や端であり、「こば」はそれよりも小さな物、例えば机や椅子、道具箱などの角や端をいう のではないか?と思う。
ところで、石屋さん(石垣やわさび田の石を積む職人さん)の使う道具の一つに「こば打ち」というものがある。 金槌を一回り大きくしたようなものである。これは石を積むのに邪魔になる石の出っ張り(こば) を打ち落とすのに使う。
机のこばで膝を打った。
はぶち 平らな所と石垣や崖の際
”ふち”は”縁”であろう。物のはし、へりという意味がある。
”は”は”端”からきているような気がする。
はぶちに立つと危ない。
'05.4.2
ばんじゃなか 他に置き方があるのに、わざわざど真ん中に置いて邪魔になっている様子。 (車を道の)ばんじゃなかに置きやがって、どこのどいつだ!
たらずまい 不足の分、足りない分 今夜の飲み代は割り勘、たらずまい は、課長に出してもらわずよ。
'05.8.4
みずら 果実、野菜等が十分に熟していない状態を言う。
「実入らず(みいらず)」→「みずら」に変化したものか?
このスイカは美味くない、みずらだ。
おっしー 味噌汁、お吸い物
おしる(お汁)が変化したのだろうか?
今朝のおっしーはうめぇー。
こうこう、こうこ 漬物、おしんこ(香々(俗語)と国語辞典にある)
方言ではないかもしれないがよそでは聞かないので上げてみた。
おめーっちのよめっこはこうこうを漬けるのがうめー。
ごっつぉー ご馳走
今夜はごっつぉーだ。
ようじゃ
めんぱ
めんぱ
午後2時頃摂る食事のこと。
今は使われなくなったというよりも 使う必要がなくなってきた言葉である。
林業が盛んだった頃、切り出した木材の運搬は人力が主体であった。そのような重労働 に携わる人達は、朝食と夕食以外に午前10時頃と午後2時頃の合わせて1日に4食摂 っていた。午前10時頃を「昼」と言い、午後2時頃を「ようじゃ」と呼んでいた。
「めんぱ」という円筒形の弁当箱の大きい方(蓋の方)に詰めたご飯を昼に、小さい方 に詰めたご飯を「ようじゃ」に食べていた。
そろそろようじゃにするか。
いみり ひび、亀裂
裂け目の大きいひびは「いみり」とは言わないようである。糸のように細いひと筋のひび、茶碗なら 使えないこともない程度のひびに対して言う。m(ミリ)とは関係ない。
茶碗にいみりがある。
かいと
大規模な農園ではなく、自給自足のための野菜を栽培するような小さな 畑を言うような気がする。語源は何なのだろう?
ばーさんは裏のかいとで、 草をむしってらー。
こさ 日陰
日を遮って陰をつくるもの。
柿木がちょうどこさになって、涼しい。
ちゃばら 茶畑(ちゃばたけ)
漢字で書けば多分「茶原」となるのだろう。
茶ばらに肥料を撒く。
つぎ 布切れ
辞書に『着物または布地のやぶれに他のきれをあてて補いつづること。また、そのためのきれ。』と ある。方言ではないかもしれない。
ズボンの穴につぎをあてる。
'06.7.18
なご 霧、霞。
なごは「かかる」ではなく「はまる」と言う。
なごんぱまって山が見え。 →霧がかかって山が見えない。
'06.7.9
ねーゆ 沸騰しているかのような熱い湯または沸騰している湯
多分、「煮え湯」 → 「にえゆ」 → 「にぇーゆ」 → 「ねーゆ」 と訛ったのだろう。
今日のすいほろは、ねーゆだっけ。
やかんのねーゆをこぼして焼けどした。
べと 土、泥 べといじり。
べとをこねる。
'06.7.9
ほおたん 頬、ほっぺた ほおたんが赤い。
'05.11.1
まみやい 眉、眉毛
国語辞典に「まみ」=「眉」とある。
じいちゃんのまみやいは長い。
ぼちゃ お風呂
専ら小さい子供に対して使われる。
ほうげんの幼児言葉といったところか。
ぼちゃに早くはいりなさい!
すいほろ お風呂 すいほろを沸かす。
しぞーか 静岡
有東木に限った言い方ではないが、静岡人は「しずおか」と言わず、 訛って「しぞーか」と発音する人が多い。
そう思って聞いていると、某民放アナウンサーさえも「しぞーか」と言っているように 聞こえてくるから不思議である。
本人も回りも気付いていない、隠れ方言かもしれない。
しぞーかは、ええところ。
おもっせ 正月や節句等晴れの日の前日を「おもっせ」と呼んでいる。
共通語に該当する言葉があるのかわからない。
今日はおもっせだから少しごっつぉー
ゆんべ 昨夜 ゆんべはよくねーった。
きんのう 昨日 きんのうはさみーっけ。
・・ さん、君
尊敬と親しみの意を込め、男同士が名前の後に付けて用いる尊敬語。女性同士、女性が男性を、あるいは男性が女性を 呼ぶ場合には使わない。残して置きたい方言のひとつである。
ところで、有東木は四つの姓が大半を占めるから姓で呼ぶと混乱する。したがって名で呼ぶのが一般的である。
中学3年生の時、高校入試の面接試験の予行練習をやった。その時初めて面接官役の先生から 慣れない姓で呼ばれ照れくさかった記憶がある。
よし→良夫君
ただ→正君